2012年秋から、”風疹が大流行する” と注意喚起されてきました。
子供の頃に罹った記憶のある方もいますよね。
この風疹、妊婦さんには注意していただきたいです。
妊娠初期の妊婦さんが風疹にかかると、
お腹の赤ちゃんの目や耳、
心臓に障害を引き起こす可能性が高いからです。
妊娠20週を過ぎれば、赤ちゃんへの障害を与える可能性はぐっと低くなります。
風疹は本来、予防接種すれば抑制できるものですし、
風疹・RSウイルス・インフルエンザ対策4層不織布使用のマスク(楽天)などをすればある程度防ぐことが可能なのですが…
妊婦さんが風疹の予防接種を受けることはできません。
特に今年は風疹が流行しているので、
妊娠中の方はマスクをつけ、
人混みを避けて予防されたほうが良さそうです。
どのくらい風疹が流行しているのかというと…
2013年4月23日、国立感染症研究所の公表した速報値は、
今年の風疹の患者数は昨年に比べ約33倍となったことを表しています。
その患者数、なんと4000人超。
3月下旬以降、週におよそ500人のペースで増加している計算になるそうです。
さらに、これからゴールデンウィークがあり
人が移動し集まります。
風疹はますます流行するだろう、と報道されていました。
風疹とは
“風疹ウイルス” によって起きる感染症です。
『三日はしか』と呼ばれることもあります。
感染から2~3週間の潜伏期間を経たあと、
皮膚に赤いブツブツが出て、発熱したり、リンパ節が腫れたりするという症状です。
命に関わる病気ではないのですが、
せきやくしゃみで簡単に飛沫感染してしまいます。
「子供の頃予防接種した」と言っても、
当時の免疫は薄れています。
管理人も「子供の頃風疹に罹ったので免疫がある」
と思っていたのですが、
妊娠時に血液検査で風疹の抗体を調べたところ
『風疹にかかったことがない人と同等』
という結果になっていました。
妊婦さんのいるご家族は必ず、
風疹の予防接種を受けることをお願いします。
風疹の予防接種をどこで受ければいいか分からない、という方は、
近くの内科病院や、
市や町の保健所に問い合わせると、委託先の病院を紹介してもらえます。
ちなみに管理人の住む川越市の予防接種問い合わせ窓口は、
予防接種担当 担当事務
〒350-1104
川越市小ケ谷817-1
049-229-4123
049-225-1291 です。
なぜ、風疹が流行したのでしょうか。
それは、まさに子を持つ世代になるだろう20代~30代の男性が
風疹の予防接種を受けていないからです。
なんと、
昭和54年4月2日~昭和62年10月1日に産まれた方は、
『予防接種法』という法律の変わり目で予防接種を受けていない人が多いのです。
女性の場合は中学校三年生の時に接種していますが、
やはり20代~30代で抗体が減ってしまうタイミングです。
風疹の予防接種をしていなかったパパが風疹に感染し、
家に持ち帰ってしまって妊婦のママが感染…
という形で風疹患者が増えているのが現状です。
先述の通り妊婦さんはもう予防接種を受けられないので、
・人混みに行かない
・風疹・RSウイルス・インフルエンザ対策4層不織布使用のマスク(楽天)などでウイルスの侵入を拒む
・手洗い、うがいをしっかりする
…しか予防の方法はありませんが、
パパやご家族の方は上記に加えて、
風疹の予防接種を受けることが
ママと赤ちゃんを守ることになります。
また、妊娠を考えている方も妊娠していない今のうちに風疹の予防接種を受けて下さいね。
(妊娠は、予防接種後3ヶ月あける必要があります)